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スマートフォンとモバイルバッテリー、充電ケーブルを机に並べたイメージ

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※アイキャッチ画像はAI生成のイメージです。実際の商品・付属品・設置環境とは異なります。

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停電でまず困るのは、スマホの充電ではないでしょうか。「とりあえず大きいポータブル電源を買えば安心」と思いたくなりますが、私はそこで一度立ち止まります。まず手持ちのモバイルバッテリーとケーブルを確認しましょう。大きな電源を買う前に、「何台を、何のために使うか」を決める。それだけで、備えの選び方はかなり変わってきます。

もっと大きな電源が欲しくなったら、発電機とポータブル電源の違いも判断材料にしてみてください。

充電手段があっても、通信設備の状況によって通話やインターネットを使えない場合があります。正直、ここは見落としがちなところです。連絡先や集合場所はスマホ以外にも控えておきましょう。

モバイルバッテリーとポータブル電源の選び方を、使い方で分ける

使いたい物 最初に検討する備え 確認すること
スマホ1台を持ち歩きながら充電 モバイルバッテリー 重量、対応端子、充電の実績
家族のスマホとUSBライト 複数のバッテリーまたはUSB出力付き電源 同時出力と家族ごとの持ち出し
ACコンセントが必要な家電も使う ポータブル電源 出力W、容量Wh、機器との適合

一台の大容量電源にまとめれば、管理する台数は減ります。でも、家族が別々に動く場面を想像してみてください。全員が同じ電源を持ち歩くのは、現実的でしょうか。私なら、価格や容量だけでなく「誰が持つか」まで決めてから選びます。

スマホ以外にUSBライトのような照明も備えるなら、停電時の照明の選び方は別の記事で書いています。

mAhの数字だけで「何回充電できる」と決めない

mAhは電気の量の表示で、電圧が異なる機器どうしをそのまま比較できません。ここ、地味に分かりにくいんですよね。エネルギー量の概算には「Wh=mAh÷1,000×V」を使います。これは単位の換算で、充電回数を保証する式ではありません。

例えば、表示が10,000mAh・3.7Vなら約37Whです。ただし、すべてをスマホの電池へ移せるわけではありません。変換時の損失、充電中のスマホの使用、電池の状態によって、使える回数は変わります。「結局何回充電できるの?」というのが一番知りたいところだと思いますが、正直、そのときの条件次第というのが実際のところです。だからこそ、次に挙げる項目だけは購入前に確認してください。

購入画面で控える項目

  • 容量と、その容量に対応する電圧・Wh表示
  • USB-Cなどの端子が入力用か出力用か
  • スマホとケーブルが対応する充電方式
  • 複数端子を同時に使う場合の出力

手持ち品は、普段の生活で一度つないでみる

災害時に初めて開封するのではなく、平時にスマホを充電できるか確かめます。これ、やっておくかどうかで当日の安心感がまったく違います。機器の説明書に従い、残量、充電にかかった時間、使ったケーブルをメモしておくと、自分の環境での目安になります。電池を意図的に完全放電させる必要はありません。

家族の端末が違う場合は、それぞれで確認します。変換アダプターを含め、実際に使えた組み合わせをまとめておけば、「容量はあるが端子が合わない」を防ぎやすくなります。停電の最中にそれに気づくと、正直かなり焦ります。

充電と保管は、熱・衝撃・リコールを点検する

リチウムイオン電池を使う製品は、強い衝撃や高温を避け、製造・販売元やリコール情報を確認します。充電中の異常に気付ける場所で使い、膨らみや異常な発熱などがあれば使用を続けないでください。点検の仕事で見ていても、ここを軽く扱っている現場はまずありません。

出典:NITE:リチウムイオン電池搭載製品の事故防止

保管時の残量や充電間隔は製品ごとに説明書で確認します。防災袋へ入れた後も、定期的な用品点検で残量とケーブルを確認する運用にしましょう。「入れたまま忘れる」が一番もったいないと、私は感じています。

ポータブル電源へ広げるのは、使う家電を決めてから

スマホのほかにAC家電を動かす場合は、電源の容量と出力の両方を確認します。USBで直接充電できる機器は、端子や対応出力を調べ、不要な変換を増やさない接続を検討してください。

Jackery ポータブル電源 1000 New

電源を切らしたくない機器をつなぐ予定があるなら、UPS代わりに使うときの切替時間とパススルー充電の基準も見ておくと安心です。

冷蔵庫のような大きな家電まで動かしたい場合は、ポータブル電源で冷蔵庫は使えるかも確認しておくと安心です。

ポータブル電源の容量の選び方で必要な機器を書き出し、具体的な候補はJackery 1000 NewとBLUETTI AORA 100 V2の比較へ進んでください。

この記事ではスマホ充電用のモバイルバッテリーについて、実機比較や特定商品の推奨順位は付けていません。まず用途が合う種類を決めることを優先しています。商品名を並べて煽るより、「自分には何が要るのか」が分かるほうが、結局は近道だと私は思います。

よくある質問

ソーラーパネルがあれば充電の心配はなくなる?

発電は天候や設置条件に左右されます。充電先の対応入力と接続方法も必要です。日照だけを前提にせず、平時に充電した蓄電機器を基本に考えます。「ソーラーがあれば安心」と思いたくなりますが、天気に頼る備えは、やっぱり心もとないと私は考えています。

家族で一台の大容量品を共有してよい?

同じ場所で過ごすなら候補ですが、別行動では共有できません。台数を増やすかどうかは、各自の移動と連絡方法から決めます。「1台で足りるかな」と迷ったら、まず家族の動き方を思い出してみてください。人数分の備えをどう揃えるか迷う場合は、家族の防災セットは何人分必要かも参考にしてください。

今日の準備は、台数・ケーブル・残量の確認

  1. 停電中に使うスマホの台数を書く。
  2. 各端末とバッテリーを実際のケーブルで接続する。
  3. 残量の点検日と家族への連絡方法を決める。

ここまで確認してから不足分を買えば、使わない大容量品や合わないケーブルを増やさずに準備を進められます。私なら、まずこの3つを今日中に済ませます。それだけで、次に買うものがはっきり見えてきます。

備前まもる|そなえ暮らし編集長

建物管理・消防設備点検に携わる現役管理職。家庭向け防災用品を必要性・実用性・維持管理の視点から調査しています。