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木目調テーブルにポータブル電源(バッテリー残量100%表示)と、超音波式・スチーム式・ハイブリッド式の加湿器3種、右に蒸気を出す大きめの加湿器。「ポータブル電源で加湿器は何時間使える?方式で消費電力が40倍違う」の見出しと時計アイコン。

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「停電した夜、加湿器って何時間動かせるんだろう?」——私も点検の現場でよく聞かれます。加湿器は方式によって消費電力が40倍以上違うので、まず自分の加湿器がどのタイプか特定するところから始めてください。

加湿器は「使えるか」より先に方式を確認する

加湿器には主にスチーム式・ハイブリッド式・超音波式があります。象印のスチーム式「EE-RT50」は加湿時410W、湯沸かし立ち上げ時はなんと985Wです(出典:Rentio公式製品ページ、2026年10月26日確認)。一方、アイリスオーヤマの超音波式「UHM-280SM」はわずか22W(出典:ランク王、同日確認)。同じ「加湿器」でも、やっぱりこれだけ差があるんです。

本体の背面や底面に消費電力の表示ラベルがあります。先にそこを見てから、この先を読んでください。

方式別、何時間使えるか(編集部の計算)

ここからは出典の実測値ではなく、私たちの計算です。容量(Wh)÷消費電力(W)の単純計算で、実際は変換ロスでこれより短くなります。

  • Jackery 1000 New(1070Wh、出典:Jackery公式サイト)×EE-RT50(加湿時410W)=約2.6時間。立ち上げの985Wが重なるとさらに短くなります。
  • 同じ機体×アイリスオーヤマRCK-5519(160W、ハイブリッド式、出典:Impress Watch)=約6.6時間。
  • 同じ機体×UHM-280SM(22W)=約48時間。地味に長く使えるんです。

数字だけ見ると「余裕」に思えませんか?でもスチーム式は正直、電源選びを間違えると厳しいです。

停電の夜、加湿器より先に確認すること

加湿器を単独で使うなら上の計算で済みますが、暖房やスマホ充電と同時に使うなら話が変わります。各機器のW数を足して、ポータブル電源の定格出力を超えないか確認してください。これを見落とすと、一番大事な夜に動かなくなる、なんてことになりませんか?

暖房を同時に使う場合の目安は、電気毛布は何時間使えるかを計算した記事でも書いています。

子どもの乾燥対策は赤ちゃんの防災備蓄でも触れていますが、乾いた空気でのどを痛めたり、ペットの毛や皮膚が荒れたりするのを見てきた家庭も多いはずです。ペットの備えはペットの防災グッズも参考にしてください。「あると夜を越せる」くらいの気持ちで備えておくのが、ちょうどいいと私は思います。点検の現場でも、一度に動かす機器が増えるほど分電盤の負荷が跳ねる場面をよく見ます。防災用品も同じです。

方式が分かったら、容量はこう選ぶ

超音波式が中心の家庭なら、LiTime D320(320Wh・400W出力、出典:LiTime公式サイト)のような小容量機でも足りる場合があります。ただしスチーム式のEE-RT50は加湿時だけで410W。LiTimeの定格出力400Wをもう超えてしまうので、この組み合わせはちょっとおすすめできません。

スチーム式・ハイブリッド式を使う家庭、複数の家電を同時に使いたい家庭には、Jackery ポータブル電源 1000 Newのような1000Wh級、それでも心配な方はBLUETTI ポータブル電源 AORA 300のような上位クラスを検討してください。使わない容量を持て余すのはもったいないので、自分の加湿器に合わせて選んでください。価格や在庫は販売先で確認してください。

容量の選び方そのものはこちらの記事で家電ごとに整理しています。機種選びで迷ったらLiTimeとJackeryの比較やBLUETTI AORA 200とJackery 2000 Newの比較も参考にしてください。

公式サイトで仕様を確認したい場合は、こちらからも見られます。

Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル


【公式】BLUETTI AORA 300

まとめ:次にやること

まず、自宅の加湿器のラベルで消費電力を確認してください。次に、検討しているポータブル電源の容量(Wh)をその数字で割って、目安の時間を出します。最後に、暖房やスマホ充電と同時に使うかどうかを決めてください。私ならここまで決めてから電源を選びます。

備前まもる|そなえ暮らし編集長

建物管理・消防設備点検に携わる現役管理職。家庭向け防災用品を必要性・実用性・維持管理の視点から調査しています。