当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
キッチン収納棚に水のペットボトル、缶詰、乾物、インスタント食品が並び、手前に段ボール箱入りの備蓄食品と在庫チェックノートがある。画像上部に「ローリングストックの始め方」「量の計算から収納の仕組み化まで」の見出し、下部に4つの小見出し(必要な量の目安/食材の選び方/収納の仕組み化/続けるための工夫)が入っている。

本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

ローリングストックとは|特別な非常食を買わなくていい理由

「防災用に、普段食べない特別な非常食を揃えなきゃ」——そう思っていませんか?農林水産省は、普段の食品を少し多めに買い置きし、古いものから食べて使った分を買い足す方法を「ローリングストック」と呼んでいます(農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」、2026-10-20確認)。費用も手間も、普段の買い物の範囲でできる方法です。必要なのは、買い置きのスペースを少し増やすことだけ。これだけです。点検の現場で見ていると、建物側の消防設備は「もしもの時」専用です。でも家庭の備えは、普段の暮らしの延長でいい。私はそこが一番の違いだと思っています。

始め方1:まず「今ある食品」を数える

いきなり買いに走らず、まず家にある食品を数えてみてください。目安は、1人あたり最低3日分、できれば1週間分です(同資料)。4人家族なら、1週間分×4人の量を思い浮かべてみる。数えてみて「意外と足りない」と気づいたこと、ありませんか?

始め方2:水の量を先に決める

食品より先に、水の量を決めてしまいましょう。札幌市水道局は、1人1日3リットルを最低3日分の目安とし、4人家族なら4人×3リットル×3日分=36リットルとしています。水道水は塩素の効果でおおむね3日程度は飲用に使えますが、長期保存水は5〜10年もちます(農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」)。「水道水があるから、わざわざ備えなくても」——そんな風に思うこともありませんか?でも、子どものミルクや離乳食用の水、ペットの飲み水は別枠です。詳しくは赤ちゃんの防災備蓄とペットの防災グッズに書きました。入れ替えの手間を減らすなら、長期保存水を1本持っておくと地味に助かります。保存水 5年 2Lはその一例です。

始め方3:食生活タイプで選ぶ

農林水産省は、食生活タイプ別に推奨食品を示しています。普段料理をする人には梅干し・缶詰・切り干し大根などの常備菜や乾物、中食が多い人にはレトルト食品やフリーズドライ食品、料理をしない人にはカップラーメンや菓子類・非常食です(同資料)。自分の家庭に近いタイプから、無理のない範囲で選べば十分です。具体的な商品比較は非常食の選び方と一人暮らしの非常食に委ねます。最初の1つに、常温で長く保存できる主食があると管理が楽になります。尾西食品 アルファ米 12種類 コンプリートBOXは、その入口として扱いやすい商品です。

始め方4:古いものから使う仕組みを作る

ローリングストックが続かない一番の原因は、置き場所が決まっていないことだと私は感じています。子どもの手が届かない場所に置くこと。賞味期限が目で見える並べ方にすること。この2つは外さないでください。正直、どこまで「見える化」にこだわるかは私も迷いました。結局、古いものを手前に置くだけの単純な仕組みに落ち着いています。シンプルなほうが、続きます。

地域事情で「1週間分」を超えて備えるケース

自治体のハザードマップを確認し、地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切だと農林水産省は案内しています。過去の災害では、発生からライフライン復旧まで1週間以上かかったケースも多く見られます(同資料)。脅すつもりはありません。でも、あると夜を越せます。地域のリスクが高いなら、1週間分を上限と思わないでください。

この「最低3日、できれば1週間分」という目安は、2026年11月2日に発足した防災庁が、同日発出した緊急要請でも国民に向けて示しています。目新しい基準というより、防災基本計画が以前から示してきた線を、国として改めて強く打ち出した形だと私は理解しています。南海トラフ地震や首都直下地震など大規模災害への懸念が背景にあるとされていますが、何かが迫っているという話ではありません。地域の事情で1週間を超えて備えることも、この要請の考え方に沿っています。

続けるコツとよくある失敗|次に読むべき記事

買って安心して、そのまま放置してしまうのが一番よくある失敗です。月に一度、賞味期限をまとめて見る日を決めるだけで、だいぶ違います。面倒に感じる日もあると思います。それでも、月1回だけでいいんです。停電時の暮らしを具体的に想像したい方は台風接近前の防災チェックリストをご覧ください。食の備えが整ったら、次は停電時の電源も気になってきませんか?そちらは防災用Jackeryの比較記事で扱っています。

備前まもる|そなえ暮らし編集長

建物管理・消防設備点検に携わる現役管理職。家庭向け防災用品を必要性・実用性・維持管理の視点から調査しています。