当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
防災用カセットコンロと離して保管したカセットボンベの備蓄

本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

停電やガスが止まった夜、温かい食事や飲み物を用意できると、気持ちがだいぶ楽になります。カセットコンロが役立つ場面です。ただ、本体だけ買って安心していませんか?ボンベの本数が足りなかったり、しまったまま劣化に気づかなかったりすると、肝心なときに使えません。

この記事では、防災用カセットコンロの選び方、家族人数ごとのボンベ備蓄の考え方、保管・点検の注意点を私なりに整理しました。

防災用カセットコンロを選ぶ5つのポイント

1.普段から使いやすい標準的なモデルを選ぶ

防災専用として戸棚にしまい込むより、普段の鍋料理で使えるモデルのほうが、点火や火力調整に自然と慣れます。故障にも早く気づけます。買う前に、本体サイズ、重さ、最大火力、連続燃焼時間はチェックしておきましょう。

食卓で使うなら、薄型で収納しやすいタイプが便利です。屋外でも使いたいなら、風に強い構造のモデルが候補になります。ただし屋外向けでも、テントや車内のような換気できない狭い場所では使えません。ここは勘違いしやすいので、注意してください。

2.圧力感知安全装置があるか確認する

カセットボンベが異常に熱くなって内部の圧力が上がったとき、自動でガスを止めてくれるのが「圧力感知安全装置」です。これがあるかどうかは、買う前にしっかり確認してほしいポイントです。国内で販売されている製品は、法令に基づく表示や取扱説明書に記載があります。信頼できるメーカー・販売店から買いましょう。正直、ここは価格より優先したいところです。

3.指定されたカセットボンベを使う

形が似ていても、コンロとボンベの組み合わせは自由ではありません。メーカーが指定するボンベを選び、取扱説明書に従ってください。備蓄するときも、本体と対応ボンベは同じ場所にまとめておきましょう。ここ、地味に大事です。いざというとき迷いません。

4.鍋の大きさとボンベ位置を確認する

大きすぎる鍋や鉄板がボンベの収納部をふさぐと、ボンベが過熱するおそれがあります。使える鍋の直径は機種ごとに違うので、家にある鍋と取扱説明書の条件を照らし合わせてください。2台のコンロを並べて、その上に大きな鉄板を載せる使い方も危険です。焼肉パーティーでやってしまいがちな組み合わせです。私なら、ここで手を止めます。

5.低温時の性能も想定する

一般的なカセットボンベは、気温が低いほど火力が弱くなりやすいです。冬の停電や屋外での使用では、ここに注意してください。寒冷地では、メーカーが案内する低温対応ボンベや対応機種を検討しましょう。ボンベを火や熱源で温めるのはやめてください。ここ、寒い地域だと地味に効いてきます。

【公式】イワタニ Iwatani カセットフー 達人スリムV CB-TS-5 カセットコンロ

楽天で購入

カセットボンベは何本必要?

日本ガス石油機器工業会と農林水産省の家庭備蓄ガイドは、1人が1週間過ごす目安をカセットボンベ約6本としています。つまり、人数分に単純計算すると、次のようになります。

一人暮らしの場合の備え方は、一人暮らしの防災グッズの記事でまとめています。

人数 1週間の目安
1人 約6本
2人 約12本
3人 約18本
4人 約24本
1人1週間約6本を基準にした計算例

結局、自分の家は何本備えればいいのか気になりますよね?ただし必要本数は、季節、火力、調理時間、メニュー、湯を沸かす回数で大きく変わります。東京ガスの実験では、4人家族・3食・7日間という条件でも約5本という結果が出ています。もっとも、これは献立や使い方を限定した実験値です。上記の備蓄目安とは前提が異なる点に注意してください。

迷ったら、私ならまず公的な目安を起点にします。そのうえで、自宅で一度「朝食と夕食をカセットコンロだけで作る」練習をしてみてください。実際の消費量が分かると、グッと現実的になります。レトルト食品、缶詰、常温で食べられる食品を組み合わせれば、燃料の消費も抑えられます。

製品仕様にある連続燃焼時間も参考になります。たとえば強火で約60〜70分使える機種なら、毎日20分使うとして1本でおよそ3日です。ただ、実際には火力や気温で変わります。計算値ぴったりではなく、余裕を持たせておきましょう。

楽天で購入

カセットボンベの保管と使用期限の目安

農林水産省は、カセットボンベは製造から約7年、カセットコンロは製造から約10年を交換・買い替えの目安としています。未使用でも、容器や内部のゴム部品は経年劣化します。買ったら安心、ではないんですよね。製造年月や本体の製造年を確認して、期限が近いものから日常で使う「ローリングストック」がおすすめです。

  • 直射日光を避け、40℃未満の湿気が少ない場所に置く。
  • コンロや暖房器具などの熱源、火気の近くに置かない。
  • キャップを付け、倒れたり落下したりしにくい場所で保管する。
  • 缶にさび、へこみ、変形がないか定期的に確認する。
  • 購入日と製造年月をメモし、古いものから使う。

車内、ベランダの収納庫、直射日光が当たる窓際は、高温になりやすいので避けてください。保管条件は、商品ラベルの注意事項が優先です。さびや変形があるボンベは使わず、自治体の分別・ガス抜きルールを確認して処分しましょう。

防災用品をどこに置くかで迷ったときは、防災リュックの置き場所の記事も参考にしてください。

災害時に使う前の安全チェック

  1. 周囲に倒れやすい物、紙類、カーテンなどの燃えやすい物がないか確認する。
  2. 平らで安定した場所に置き、換気できる状態にする。
  3. ボンベの切り欠きと本体のガイドを正しく合わせる。
  4. 装着後にガス臭や「シュー」という音がないか確認する。
  5. 点火後はその場を離れず、使用後はボンベを取り外す。

NITE(製品評価技術基盤機構)は、ボンベの誤装着によるガス漏れ・発火事故に注意を呼びかけています。ガス臭や「シュー」という音に気づいたら、点火しないでください。火気を避けて換気し、正しく装着できているか確認しましょう。

室内では換気を欠かさず、就寝中の使用や暖房代わりの連続使用はしないでください。テントや車内のような狭く閉ざされた場所では、一酸化炭素中毒や火災のおそれがあります。使用しないでください。

半年に1回は「使える備蓄」か点検する

半年に1回、本当にできていますか?防災の日や季節の変わり目などを目安に、本体の点火、火力調整、ボンベの製造年月、缶の状態を確認しましょう。点火テストは取扱説明書に従って、換気できる安全な場所で行ってください。地味な作業ですが、ここをサボると本番で焦ります。

  • 家族全員が保管場所を知っている。
  • 本体と指定ボンベを一緒に取り出せる。
  • 鍋、やかん、着火確認用の道具もそろっている。
  • 古いボンベを普段使いに回せる。
  • 取扱説明書をすぐ確認できる。

まとめ

防災用カセットコンロは、日常でも使いやすく、安全装置があり、指定ボンベを無理なく備蓄できる機種を選ぶことが大切です。私なら、まずこの3点で絞り込みます。ボンベは1人1週間約6本という公的な目安を起点に、家族の人数、献立、季節に合わせて調整してください。

防災セットを丸ごと買うか自分で揃えるか迷う方は、防災セットの選び方も見てみてください。

本体とボンベには経年劣化があります。買って終わりにせず、普段の鍋料理で使いながら補充し、半年に一度は状態を確認してください。そうしておけば、停電のときも迷わず、安全に使える備えになります。

備前まもる|そなえ暮らし編集長

建物管理・消防設備点検に携わる現役管理職。家庭向け防災用品を必要性・実用性・維持管理の視点から調査しています。