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停電した夜、暖房も止まって部屋がどんどん冷えていく。子どもが毛布にくるまって震えている——皆さんならどうしますか?避難所に行くべきか、家にとどまるべきか。正直、これは現場でもよく悩む判断です。
冬の停電、まず避難か在宅か
内閣府の「避難情報に関するガイドライン」(令和8年3月・内閣府防災担当)は、洪水や土砂災害、高潮、津波について、安全な場所へ移動する「立退き避難」を基本としつつ、ハザードマップ等で自宅の浸水想定などを自分で確認できれば、屋内にとどまる「屋内安全確保」も選択肢になるとしています。ただし、これは水害や土砂災害など向けの分類で、大雪による停電にそのまま当てはまるものではありません。
大雪による停電か、水害がらみの停電かで、避けるべき危険の種類は変わります。小さな子どもやペットがいると、避難所への移動そのものが負担になりますよね。
私は、まず「自宅にとどまって安全か」をハザードマップで確認することを勧めます。そこが危ないなら、在宅避難という選択肢はそもそもありません。
在宅避難の最大リスクは低体温症
家にとどまると決めたら、次に効いてくるのは寒さです。WHOは冬の室内温度を18度以上に保つよう強く勧告していて、子どもや高齢者にはさらに暖かい環境を求めています。
厚生労働省の人口動態統計では、低温による死者が年間1000人前後にのぼり、2008〜2017年の10年間で1万1002人に達しました。他人事とは思えない数字です。
「厚着させておけば大丈夫でしょ」——そう思っていませんか?室温そのものを18度より下げない工夫、これが意外と効きます。
暖のとり方と一酸化炭素中毒
では、停電中にどう暖を取るか。ここで一番注意してほしいのが一酸化炭素(CO)中毒です。
消費者庁が公表する東京都の商品テストでは、小型の家庭用発電機を屋内で運転すると、わずか10分ほどでCO濃度が1,600ppmを超える極めて危険な水準に達しました。発電機の屋内使用は絶対にしてはいけません。実際に屋内使用による死亡事故も起きていて、内閣府防災も繰り返し注意を呼びかけています。
だから私が勧めたいのは、燃焼を伴わない暖房です。電気毛布なら、ポータブル電源と組み合わせれば排気ガスの心配なく使えます。発電機との使い分けはこちらの記事で詳しく比較しています。
大雪特有のリスクと電力需給の見通し
気象庁によると、大雪は交通障害や農業被害だけでなく停電も招き、経済活動に影響します。電線への着雪が著しいときは「着雪注意報」が出ます。送電線トラブルのサインです。
電力需給の見通しは年によって変わるため、節電要請の有無など最新の発表は、経済産業省や電力会社の公式発表でそのつど確認してください。大雪そのものによる局地的な停電は、電力需給の見通しとは別の話です。油断は禁物です。
子どもとペットがいる家庭の備え
ここまで読んで、「じゃあ何を買えばいいの?」と思いますよね。私が選ぶ基準は、操作がシンプルで、子どもの手が届かない場所に置けることです。
大雪シーズンは短い停電が繰り返されがちです。BLUETTI ポータブル電源 268Wh EB3Aは簡易UPS機能とパススルー充電を備えていて、こうした繰り返しの停電にけっこう強いです。コンパクトなので置き場所も選びません。
室温の管理には、温湿度計機能付きのSwitchBot スマートリモコンが便利です。「なんとなく寒い」ではなく、数字で室温を把握できます。
容量に余裕を持たせたいなら400Whクラスの機種も選択肢です。私の感覚では、短時間の停電であれば、スマホ充電や小型の電気毛布程度の使い方には対応しやすい容量です。価格や在庫は販売先でご確認ください。容量の決め方はこちらの記事、ペットの備えはこちらもあわせてどうぞ。
まとめ:今日決めておくこと
今日決めてほしいことはひとつです。自宅の部屋に、今すぐ使える温度計を置いてください。
18度を下回ったら動く——そんな基準があるだけで、避難か在宅かで迷う時間はぐっと減ります。意外と、小さな一歩で十分なんです。
